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2017年2月 4日 (土)

アルバム「記憶」について(6)夏の日の記憶

 この曲を最初に作ったのはもう随分前、2013年のこと。2015年にアルバム「記憶」をデジタル配信するにあたり、音源と全体のバランスなどを見直して作り直したが、スコアは2013年に作った時のままだ。

Summer2013v01
この曲もまた、ヒグラシの鳴き声から入るが、その後、高音の弦のフレーズが繰り返す。これは、コード進行にかかわらず、ずっと同じフレーズなのだ。それぞれの音がコードの中の違う音の役割に変化していくので、違和感はないはずだ。
 夏のイメージは蝉しぐれの音に囲まれ、照りつける強力な太陽の下、汗をたらしながら歩いているイメージである。そこにはいろんな音が聴こえる。この曲の中にいろんな音を探してみて欲しい。それは、蝉しぐれであったり、入道雲であったり、夏の風景を表す音がみつかるはずだ。
 私は自らが感じたものを曲にする。実態のない空想の中の風景ではなく、自らが感じた風景や心象を音にしていく。実態のないイメージばかりが氾濫する今の世の中。私は実態のないイメージだけで曲を作りたくない。「トワイライト夏」もそうだが、夏の空の下、何百回と歩いたそのイメージの蓄積が、私の曲となっていくのだ。
※この曲はアルバム「記憶」の第7曲として収録されています。
(アルバム「記憶」は以下から購入できます)

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